これって年齢のせい? 【今までの化粧水では潤わない問題】を大解剖!
冬真っ最中、家の中も外も乾燥した空気にとりかこまれ、美容に興味のある皆さんなら、冬のスキンケアは特にしっとりしたものを選ぶということは常識だろうと思います。
でも「今年の冬は、潤わない、化粧水が浸透しない!?」とお困りの方はいないでしょうか。いったい何が起こっているのか、考えて行きましょう。
スキンケアアイテムを増やす前に、ちょっと待って!
「お肌の曲がり角は25歳から」とまことしやかに言われ続けていますが、実際に20代後半には肌の水分が少しずつ減ってくるそうです。
また、30代は仕事へのストレスが増加したり妊娠したり、環境が変化して肌が荒れることも多い年代。
40代からはしみ、しわ、たるみなどに向けて積極的にケアをしていく必要があります。
ある程度の年齢になったらリッチな成分が入っている高価な美容液やクリームなどを使わなくては…と焦る気持ちもわかりますが、年齢だけのせいにするのはまだ早いかも!?
以下の4点、美容&乾燥肌対策として正解だとおもいますか?
①洗顔はきっちりと。血行をよくしたいので熱めのお湯でていねいにすすぐ
②冬場はクリームなど保湿アイテムを増やしている
③水分の取り過ぎは冷え性のもと、あまり水分を取り過ぎないようにしている
④睡眠中もエアコンを効かせて室内を暖かくして、ぐっすり眠れるようにしている
正解は…すべて×!
①→熱めのお湯は肌に必要な潤いまで奪ってしまいます。すすぎはぬるま湯で行いましょう。
②→しっとり系クリームや美容液を投入しても、元の肌に水分がなくては効果は期待できません。乾燥を感じたら、まず化粧水の使い方を見直しましょう。
③→体の水分不足は肌の乾燥にもつながります。意識して水分をとりましょう。コーヒーや紅茶は利尿作用があって水分を排出してしまいますので、常温の水が理想的です。
④→エアコンの暖かい空気は乾燥の元。就寝前に部屋を暖めたらエアコンを切り、加湿器をつけたり濡れたタオルを室内で干したりして快適な空気を作りましょう。
そして、ここでは特に②に注目。お肌に潤いを与えるために化粧水はどう使えばいいのか、細かく見ていきましょう。
化粧水が浸透しないなら、ターンオーバーを疑え!
化粧水をつけてもつけても潤わない…、これはまず、肌のターンオーバーが乱れている可能性を疑うべきです。
ターンオーバーが正常に行われず、肌のきめが乱れていると、せっかくつけた化粧水が、肌内部にとどまらず、それどころか水分を奪いながら蒸発していってしまいます。
ではターンオーバーを正常するにはどうしたらいいか、ここで重要視される成分がセラミドです。
顔の皮膚の最も外側にある角層、この中に細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質というものがあり、その一つがセラミドです。
細胞間脂質の役割は、水分を蓄え、外部刺激から肌内部を守ること。
つまり、角層が十分なセラミドで満たされていると、肌のバリア機能が高く外部刺激で肌荒れしにくくなり、ターンオーバーが正常に行われ、肌表面も潤ってきめが整ってくるのです。
実はいろいろあるセラミド、どれを選べばいい?
肌がセラミドを生み出す力は加齢と共に減っていき、30歳を越えると大幅に低下、50歳になると20代の約半分に減少してしまうそうです。
ですので、スキンケアで補う必要があります。
化粧品配合のセラミドは4種類に大別されます。
・天然セラミド 動物から重出したもので、人が持つセラミドによく似た構造を持。肌に浸透しやすく保湿力が高いが、やや高価
・ヒト型セラミド 酵母などを利用し、人が持つ12種のセラミドのいずれかに似た構造を持つ
・植物性セラミド こんにゃく、米ぬか、ゆず果実などから抽出。人の体内のセラミドとは一部構造が異なる
・合成セラミド セラミドに類似した物質を化学的に合成したもの
どのセラミドを選ぶかは、浸透性がポイント。
上記の4つの中ではヒト型セラミドが最も親和性が高く浸透しやすいと言われています。
乾燥に悩むならばたくさん保湿アイテムを使うよりも、スキンケア商品のセラミド成分に注目し、化粧水を浸透させ、きちんと潤いを閉じ込める肌を作りましょう。
そうして健康で美しい肌を育んでください。
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