くせ毛さん必見!ドライヤーでくせ毛を抑えるヘアケア方法
うねる、広がる、まとまらない…というくせ毛の悩み。
縮毛矯正やストレートパーマで伸ばしていても、回数を重ねると髪の傷みが気になってきます。
そこで、普段からドライヤーを使ってくせ毛を抑えるコツをご紹介します。
どうしてなるの?くせ毛のメカニズム
どうして髪にくせが出てしまうのか…それは、髪の内部のオルト様コルテックスとパラ様コルテックスという2種の細胞が偏って分布しているから。
通常は同心円状になっているものが楕円になったり外側に偏ったりすると、くせやうねりになりやすいのです。
日本人には直毛が多いですが、思春期や妊娠時にくせ毛になったり、ヘアカラーによるダメージや加齢によってくせやうねりが増加したりすることがあります。
くせ毛を活かしたスタイリングにするのもありですが、ストレートヘアを楽しみたいならば、ケアに気を使わなくてはなりません。
くせ毛を抑えるには、乾燥させないこと!
雨の日や湿度の高い日に髪が爆発するのがくせ毛さんの悩み。髪の内部に空気中の水分が入り込むことで内部のコルテックスが変質してうねりが出てきます。
「くせ毛には水分がよくないんだ…」と思いきや、実はくせ毛の大敵は乾燥なのです。
もともと健康な髪はキューティクルが揃い、髪の内部に水分が移行するのを防いでくれます。
髪が乾燥しているとキューティクルが乱れ、内部に水分が入りやすくなってしまいます。つまり、湿気によるうねりは、乾燥で傷んだ髪だからこそ起こりやすい現象なのです。
では、髪を乾燥による傷みから守り、健康な状態に近づけるにはどうしたらよいでしょうか?
くせ毛さんの乾燥対策は、ドライヤー使いにあり!
くせ毛に悩む皆さんに覚えて欲しいのが、髪の乾かし方のポイントです。
①シャンプー後、髪はすぐに乾かす
②ドライヤーは熱よりも風量を重視
③ドライヤーのかけ方に一工夫
まず①。髪は濡れているとキューティクルが開いており、かなり傷みやすい状態です。熱による傷みが気になるから…とドライヤーをかけないのは、髪のキューティクルが開きっぱなしのまま放置していることになります。お風呂から出たらすぐに、こすらずタオルドライをして、根本から毛先にかけてしっかり乾かすようにしてください。
②ドライヤーで髪を乾かすのは毎日のことですから、なるべく早く手軽に乾かしたいですよね。それならば、とにかく風量の強いものを選ぶのが早く乾かす秘訣です。ドライヤーを持っていない方の手で髪をかき分けながら風を当てます。指に吸い付くような感触から、サラサラの手ざわりに変化するのが、乾いた状態の目安です。
③くせ毛が出にくくなるドライヤーのかけ方、これこそが今回の肝です。
1,髪から20cm以上離して、一箇所に熱風が集中しないように左右に振りながら乾かす
2,キューティクルの流れに逆らわないように、斜め上から風を当てる。
3,7割方乾いてきたら、手ぐしを入れて、髪を軽くひっぱりながら乾かす。
4,8〜9割乾いたら冷風で仕上げ。
特に3の行程で髪を伸ばし、4の行程でキューティクルを閉じることで、髪がストレートに近づき、くせが出てくることを防げます。
余裕があれば、ブローをしておくとさらに効果的。ほぼ乾いたところで、毛先から1/3と前髪だけでもブローブラシで伸ばしながらドライヤーを当て、冷風で仕上げると、翌朝のスタイリングがぐっとラクになります。
普段のケアに一工夫加えたくせ毛対策、是非お試しください!