若々しく見られたい！肌のハリを取り戻す食べ物とは？

生まれたての赤ちゃんのようにハリのある肌、うらやましいなぁ…と感じる私たちも、幼い時は誰もが、パンっ！とハリのある肌をしていました。

2大たんぱく質「コラーゲン」と「エラスチン」をチェック！

肌のハリを構成する主成分は、2つのタンパク質「コラーゲン」と「エラスチン」です。

● コラーゲン

コラーゲンは、体内のタンパク質の約30%を占めています。肌のコラーゲン量が多ければ、みずみずしくしなやかな肌になります。肌のコラーゲン量は20代が最も多く、年齢を重ねるにつれ減少します。

●  エラスチン

真皮層に存在するエラスチンは、弾力性のあるたんぱく質です。「弾力繊維」とも呼ばれ、輪ゴムのように肌の伸縮を元に戻す働きがあり、弾むような肌をつくります。

加齢とともに減少してしまうこの二つですが、どちらの栄養素も食事で補給することができるのであれば、しっかりと摂取してハリを取り戻したいですよね。

コラーゲンとエラスチンが多く含まれる食べ物は？

＜コラーゲンが多く含まれる食べ物＞
フカヒレ、牛すじ、鶏皮、鶏手羽、豚足、軟骨、鶏皮、魚皮、エイひれ

コラーゲンはたんぱく質なので、このように肉や魚など手軽に摂取できる食べ物に含まれています。しかし摂取しても分解してしまい吸収されにくいため、コラーゲンを再合成させるためにビタミンCと鉄分を含む食材も一緒に食べることによって、より効果的な吸収ができると言われています。
副菜やデザートなどで一緒に摂取できるように工夫するのがベストですね。
ぜひこちらも参考にしてみてください。

～ビタミンCが多く含まれる食べ物～
レモン、キウイフルーツ、イチゴ、ブロッコリー、ピーマン、キャベツ

～鉄分が多く含まれる食べ物～
レバー、ホタテ、ほうれん草、小松菜、ヒジキ、ゴマ、アーモンド

牛・豚では、特に大動脈に多く含まれているエラスチン。
食品として購入する場合は、すじ肉がおすすめです。
煮込み用としてスーパーにも売られていますし、外食の際にも和食屋さんなどでは「牛すじ煮込み」がメニューに並んでいることもありますね。

また、馬では腱や靱帯に多く含まれています。
あれだけ激しい走りをし続ける馬ゆえに、腱や靱帯に含まれる量が多いのでしょう。
カツオにもエラスチンが多く含まれるので、自宅で調理する場合は馬肉よりも
カツオの方が手軽かもしれませんね。

ハリを取り戻すために…これはNG！

肌のハリを取り戻すために必要な食材を摂取しながら、やってはいけない4つのNG食生活もしっかりと覚えておきましょう。

１．お酒

お酒は、コラーゲン、エラスチンの代謝を低下させてしまいます。
飲酒はほどほどにしましょう。

２．高脂肪
脂肪分が高すぎると抗酸化物質をたくさん必要としてしまうため、老化が進みやすくなります。

揚げ物など油分の多い食事の取りすぎには注意しましょう。

３．無理なダイエット食

ダイエットなどでバランスの悪い食事をしていたり、野菜だけを摂っていて脂肪分は省くなどの偏った食事はしわ・たるみができやすくなってしまいます。
ハリのためにはカロリーへの過度な意識はせずに、肉や魚など、しっかりとたんぱく質も摂取しましょう。

4、多い糖分
糖質は脳のエネルギーとなる大切なものですが、摂り過ぎはよくありません。
「糖化」といって、「糖」が「たんぱく質」とくっつくことで肌のハリに大切なコラーゲンを硬くしてしまい、シワを作ることになってしまいます。
美肌のためには甘いお菓子などの食べすぎに気を付けましょう。

食事であのハリが取り戻せるなら、積極的に取り入れたいですよね！
コラーゲンとエラスチンの二つのたんぱく質、毎日の食事にぜひ取り入れてみてください。