敏感肌さん必見!上手なシャンプー選びと頭皮にやさしい洗い方とは?

敏感肌さん必見!上手なシャンプー選びと頭皮にやさしい洗い方とは?

いろいろシャンプーを試したけれど、地肌が乾燥したり赤くなったり、自分にどんなシャンプーが合うのかわからない!

 

そんなシャンプージプシーさんの頭皮には何が起こっているのか、どのようなシャンプーを選べばいいのかご紹介します。

 

頭皮の敏感肌とはどんな症状が出るのか?

顔や身体の敏感肌はカサカサしたり赤みやかゆみが出たりしますよね。

同じようなことが頭皮にも起こります。

 

もともと頭皮は、他の部位の肌と比べて皮脂腺や汗腺の数が多く、皮脂や汗で汚れやすいのが特徴です。

また、他の部位に比べてバリア機能や保湿機能が低くトラブルが起きやすい性質が見られます。

 

頭皮が敏感肌になっているかどうかは、フケやかゆみのトラブルとなって現れます。

脂っぽく吹き出物ができているのも乾燥しすぎてかえって皮脂が分泌されているのかもしれません。

 

頭皮の乾燥は、敏感肌の症状に拍車をかけますので、早めに気づき適切なケアをすることが重要です。

 

いつの間にか頭皮が乾燥している…うっかりこんなことをしていませんか?

 

前述のような頭皮トラブルは、アレルギーなど元々の体質が原因である可能性もありますが、日常生活を送る上で意識せずに乾燥を進行させて、トラブルに発展してしまっていることもあります。

 

あなたの普段の生活を見つめ直したときに、以下の4項目に心当たりはないでしょうか。

 

①暖房の効いた室内に長時間いる

②40℃以上のお湯でシャンプーしている

③髪をきちんと乾かしていない

④乱れた食生活を送っている

 

これが何をさすか…

 

①=湿度が低く乾燥している冬の空気の中、暖房をするとさらに乾燥が進みます。

 

②=熱すぎるお湯は皮脂を流しすぎてしまいます。シャンプー時のシャワーの適温は38℃ほど。少しぬるいと感じるくらいです。冬場は少しつらいかもしれませんが、なるべく温度を低めにし、3分ほど時間をかけてしっかりすすぐことを心がけましょう。頭皮の乾燥と共に髪の乾燥も抑えられ、美髪にもつながります。

 

③=頭皮をぬらしたままで放置しておくと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮のターンオーバーが正常に行われなくなります。これにより頭皮の乾燥が起きやすくなります。

 

④=身体の栄養不足は頭皮の栄養不足! 食べ物から摂った栄養素が血流にのって頭部まで届けられ、頭皮を健やかに保ちます。三食きちんとバランス良く食事を摂ることで、頭皮の乾燥を予防しましょう。

 

敏感肌持ちのシャンプー選び、チェックポイントは2つ!

前項の4つのポイントの中でも、すぐに実行しやすいのがシャンプー時の注意点ではないでしょうか。

シャワーの温度や髪の乾かし方の2つと共に、シャンプーの質にもこだわってみましょう。

 

敏感肌をお持ちの方のシャンプー選びのキーワードは、①「敏感肌用、低刺激性」であること②「弱酸性」であること。

 

この2点をカバーするのが「アミノ酸系シャンプー」です。

 

アミノ酸系シャンプーとは、アミノ酸系の界面活性剤を主成分としているもののこと。

洗浄力がおだやかで保湿力が高く、低刺激なのが特徴です。

 

ボトル裏の成分表にこれらの成分が書かれているものがアミノ酸系シャンプーです。

 

・メチルアラニン

・メチルタウリン

・ベタイン

・ココイル

・グルタミン酸

・グリシン  など

いくつか組み合わせて配合されているものもあります。

 

一方で、あまりオススメできないのが「アルコール系シャンプー」です。

ドラッグストアに数多くの製品が並び比較的安価でもあることから選びがちですが、洗浄力が強すぎて地肌を傷めてしまう可能性があります。

 

成分表を見て、

・ラウリル硫酸ナトリウム

・ラウレス硫酸ナトリウム

・ラウレス硫酸アンモニウム

などと書かれているものは避けるようにしましょう。

 

頭皮の乾燥や荒れが気になってきたら、

38℃程度のぬるま湯で髪だけでなく地肌までしっかり予洗いする

洗浄力の穏やかなアミノ酸系シャンプーをしっかり泡立てて指の腹を使って洗う

肌残りがないようにぬるま湯で3分程度しっかりすすぐ

お風呂上がりは早めに、ドライヤーの強風でしっかり髪を乾かす

 

この流れを毎日のシャンプー習慣として意識してみてください。

 

これに食生活など生活習慣の改善を加えれば、じわじわと頭皮の乾燥がなくなり、頭皮が健康になっていくのを感じられるはずです。

 

それでも改善しない場合は違う原因があるのかもしれません。

そのときは皮膚科専門医にご相談を。