「なんだか最近…?」と薄毛に悩む女性が急増中!? 女性特有の薄毛の原因と対策とは
薄毛と言えば男性特有の悩みと思われてきましたが、実は最近、女性でも悩む方が増えてきています。
いったいどの状態が薄毛と言えるのか? 薄毛のサインはあるのか?
女性の薄毛の症状とその原因を探ってみましょう。
薄毛はもはや男性だけの悩みではない!
美しい髪のためにいろいろケアをしているけれど、最近少し髪が薄くなってきた…?とひそかにお悩みの方がいるのではないでしょうか。
額が広がる、後頭部がさびしくなるというのが男性の薄毛の悩みですが、女性の場合は全体的に髪が少なくなっていくという症状が特徴です。
・産後のホルモンバランスの変化
・更年期など、加齢によるホルモンバランスの変化
などが原因と言われていますが、最近ではストレスによるものも増え、また20〜30代の若年齢でも薄毛に悩む方が出てきており、病院に通う人もいるそう。
ストレスでの脱毛というと、一部がすっぽり抜け落ちる円形脱毛症が思い浮かびますが、最近は「びまん性脱毛」と呼ばれる、頭頂部を中心に髪全体が薄くなり地肌が透けて見えるタイプの脱毛もあります。
また、薄毛になる前の兆候として頭皮が赤くなっている、さわると固い、フケが出てきた、頭皮がベタつくという症状があるそうです。
自分の髪に自信がある方も、少し覚えておくと早く気づけるかもしれません。
髪全体が薄くなる「びまん性脱毛」の主な原因は?
女性に多く発生する「びまん性脱毛」の原因の一つと言われているのが、血流の低下です。睡眠不足やストレス、加齢、過度なダイエットなどにより頭皮が硬くなって頭頂部まで栄養が届かなくなり、その結果、髪が細く抜けやすくなってしまうのです。
つまり、健康的な生活を送ることが薄毛の予防と回復のカギ。
バランスのとれた食事をとり、しっかり睡眠を取り、適度に運動をして血行をよくすることを心がける必要があります。
食事に関して言えば、ビタミン、タンパク質、脂質など一般に健康に良いと言われるものを取るほかに、髪にも良い作用があると言われる栄養素を意識的に摂ることも重要です。髪の健康に良いと言われる、以下のような食品を選びましょう。
・納豆や豆乳、豆腐など
女性ホルモンには健康な髪を作り出すほか、ヘアサイクルを整える働きもあります。
大豆食品に含まれる大豆イソフラボンには女性ホルモンと同じような働きをする力があるためです。
・ナッツ類・柑橘系の果物・豚肉など
生えてきた髪が太く豊かになるように、血行促進や新陳代謝、抗酸化作用を持つビタミン群を摂りましょう
・牡蠣やレバー、赤身肉など
これらの食品に含まれる亜鉛には髪の主成分であるケラチンを合成する役目があり、クエン酸やビタミンなどと共に摂取すると吸収が良くなると言われています
このほかに、過剰に分泌された皮脂が毛穴を塞がないように、油っぽいものは控えるなどの注意も必要です。
頭皮の血行をよくするためにマッサージを始めよう
身体内部からの薄毛対策を実践したら、今度は身体の外部から。マッサージで頭皮の血行を促します。
マッサージのポイントは、
・指の腹に力を入れ、爪を立てないようにする
・痛気持ちいい程度の圧をかける
・髪の毛を動かすのではなく、頭皮を動かすように意識する
これを意識しながら、頭頂部やうなじなど髪の生えている部分だけでなく、肩や首回りもマッサージしてみましょう。
また、シャンプー前にブラッシングをする、洗浄力の穏やかなアミノ酸系シャンプーを使い、シャンプー中に指の腹で頭皮を押すなど軽くマッサージをすることも効果的です。
身体の内外からケアしつつ、気長に見守ってみましょう。
ケアが功を奏して髪が健康になりつつあると思っても、油断無く頭皮チェックは定期的にチェックすることをオススメします。
それでも改善しない場合は何らかの病気が原因の可能性も。一度専門外来を訪れることを考慮してみてください。