気になる“カチカチかかと”。原因と角質のケア方法は?
角質によってガサガサ、カチカチになってしまったかかと。
ストッキングやサンダルを履くときなどに、気になったことはありませんか?
人前で素足になるような機会は減る季節ではありますが、油断は禁物!
より一層乾燥するこの季節だからこそ、しっかりとしたケアが必要なのです。
どんな角質ケア方法があるのか、さっそく見ていきましょう。
どうしてこんなにカチカチになるの?
そもそも、なぜかかとはガサガサ・カチカチになってしまうのでしょうか?
その原因は、こんなところにあります。
ターンオーバーの異常
加齢や活性酸素により、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が正常に働かなくなり、角質細胞が溜まっていくことで、皮膚が厚く、硬くなってしまいます。
乾燥
足の裏にはもともと皮脂腺がなく、乾燥から守る油分を自ら作り出すことが出来ません。
そのため、しっかりとクリームなどでケアしておかないと、乾燥はどんどんと進んでしまいます。
体を支えることによる刺激
あまり意識したことはないかもしれませんが、人は立ち上がった時、歩いている時、自分の全体重が足の裏に掛かっていますよね。
毎日それだけの大きな圧を受けている足の裏は、その刺激から守るために角質をつくります。
特に女性はヒールが高い靴を履くことも多く、さらにかかとが圧迫されるので、角質がより多く作られカチカチになるのです。
原因を知ることによって、まずは“予防ケア”ができそうですよね。
足の裏にもクリームをこまめに塗って保湿を心がけることや、連日高いヒールの靴ばかり履くのではなく、たまにはスニーカーやぺたんこ靴などを履いて、足の裏への負荷を軽減させてあげるのも良いかもしれません。
自宅でできるセルフケア
では、実際にガサガサ・カチカチになってしまったら…?
自宅でのセルフケア、どんなものがあるでしょうか?
◆やすりで磨く
ドラッグストアなどで手軽に購入できる、角質ケア用の“やすり”。
使いやすく、繰り返し何度も使用できるうえ、角質ケアの効果が実感しやすいメリットがあります。
目安としては1~2週間に一回程度、湯船や足湯でかかとの角質を柔らかくしてからケアして下さい。
◆フットスクラブでマッサージ
フットスクラブとは、ジェルやクリームに微細な粒子状のパウダー物質を配合したフットケアアイテムです。
マッサージをするように使うことで、汚れを落としたり古くなった角質を除去することができ、特別な技術なども必要ないので初心者向けです。
1~2週間に一回程度、濡らした脚へスクラブを塗り、弧を描くようにマッサージしてください。
◆軽石で擦る
昔から、かかとやひじなどの角質ケアとして重宝されていた軽石。
大きく分けて「天然」と「人工」がありますが、天然の軽石はキメが粗いので、皮膚の厚い方向け。一方、人工の軽石はデリケートなお肌にも使用できます。
軽石でのケアは、脚は濡らさず、濡らすのは軽石の方。
1~2週間に一回程度を目安に、擦りすぎは皮膚を痛めてしまうので気をつけましょう。
◆ピーリング
ジェルやパックなど様々なタイプがありますが、自宅ケアで代表的なものは、ピーリングローションが入った靴下状の袋に一定時間足を浸す、というもの。
すぐに効果は現れませんが、1週間程度でかかとの古い角質が剥がれ始めます。
こちらは薬剤でのケアなので、肌トラブルやケアのしすぎには十分気を付けて。
目安は3か月に一回程度です。
たまにはちょっと贅沢なサロンケアもオススメ
自宅でできるセルフケア、どれもお手軽にできそうですが、たまにはサロンへ行ってケアしてもらうのも良いですよね。
ではサロンでのフットケアは、どんなことをしてくれるのでしょうか?
サロンによってメニューは変わりますが、一例をご紹介します。
① まずはフットバスで角質を柔らかくします。
温かいお湯に足を浸しながら、リラックス効果も期待大!
② 角質用のカッターで、まずはタコをカット。
プロならではの技術ですよね。
③ 粗めのやすりで大きな角質を擦ります。
ポロポロとどんどん角質がはがれていきます。
④ 次は目が細かい方のやすりを使って、足の裏全体をツルツルに。
⑤ さらにスクラブを使って角質をオフ。
⑥ もう一度フットバスに足を浸し、スクラブを洗い流します。
⑦ 最後に、保湿クリームを塗って完了!
いかがですか?
とても気持ちが良さそうですよね。
ここまでのケアはなかなか自分ではできないもの。
気になった方は、ぜひ一度サロンケアもお試しください。
あまり人目に付かない今だからこそ!
冬の間にしっかりとケアして、次の“素足の季節”を堂々と迎えたいものですね。
いろいろな角質ケア、みなさんもぜひお試しください。
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