冬の乾燥肌、本格的に荒れる前に徹底ケア&予防を!

木枯らしが吹き、寒さがどんどん深まりつつあります。
冬は寒さと乾燥の季節。外気や室内の空気に接しているうちに自然と肌が乾燥していく時期です。
これを放っておくと、さまざまなトラブルに……早めにケアを始めましょう!
肌の乾燥が引き起こすトラブルとは?
ふと自分の肌に触ってみたらごわごわと乾いていた、よく見ると白く粉を吹いていた……冬にはままあることですが、この肌の乾燥を放置すると何が起こるのでしょうか。
まず、肌が乾燥するとターンオーバーに不調が起き、皮膚の生まれ変わりが滞って未熟な角層細胞がどんどん作られます。
角層細胞が未熟であるということは、保湿機能やバリア機能が十分に働かないということ。
水分保持力が低下してさらに乾燥するという悪循環に陥ってしまうのです。
こうした乾燥が進むと、粉吹きやカサつき、ザラザラとした肌荒れを引き起こし、さらに放置すると、例えば顔の場合はしわができる要因にも。
手指やかかとは「乾皮症」となってひび割れやあかぎれができ、さらに赤みやかゆみ、水ぶくれ状の湿疹を伴う「皮脂欠乏性湿疹」になってしまう可能性もあります。
このような事態を防ぐために、乾燥しているかもと思ったら早めのケアが必要です。
特に乾燥しやすい場所をこまめにチェック!
乾燥しないようにケアするに越したことはありませんが、いつの間にか肌の乾燥は進んでいるもの。
体の中でも乾燥しやすい部位がありますのでその部分をチェックして、乾燥の予兆をつかみましょう。
体の中でも乾燥しやすい箇所、それは皮脂の分泌が少ない部位です。
顔まわりで言うならば、目や口の周り、頬や首。
一般的にシワやかさつきが気になる部分です。
それに対して額や鼻は、皮脂分泌が多いため比較的乾燥に強い部位となっています。
全身ではすねやかかと、ひざ、手、ひじなどに要注意。
手は元々皮脂分泌量が少ない上に、水や外気にさらされやすく、特に乾燥が気になる部分です。
乾燥しているかも?というサインを見つけたら、今行っているスキンケアをもっと丁寧に行うなど対策をしましょう。
すぐに肌をしっとりさせたい! 効果的な方法は? 乾燥の予防法は?
乾燥に気づいたら、まず行うべきはスキンケアです。
ポイントは、水分と油分のバランスを整えること。
荒れた肌を刺激しないように保湿します。
化粧水には水分を補う、乳液は水分・保湿成分の維持、クリームには水分を閉じ込める、などそれぞれに役割がありますので、ステップも大事です。
まずは化粧水と乳液でケア。
どちらも量が少なすぎても多すぎてもNGです。指定されている量を取り、顔の隅々までまんべんなくなじませましょう。
頬や額などの広い部分からはじめ、顔の中心から外側にむかって、ゆっくり丁寧に。2~3回くり返してしっかりなじませます。
首に塗布する場合は、下から上に向かって手を動かします。
それでも乾燥が気になる場合は美容液やクリームなど+ケアを行いましょう。
次に室内環境。部屋の湿度を上げて、空気による乾燥から肌を守りましょう。
「温度は低め、湿度は高め」を合い言葉に、暖房や加湿器の設定を。
理想の温度&湿度は20〜25℃で50〜70%程度です。
湿度が高ければたとえ温度が低くても暖かく感じます。
これらの応急処置がすんだら、次は予防法です。
肌が乾燥する原因の多くは「洗いすぎ」にあります。
顔や体を洗うときにゴシゴシこするのはもちろんですが、熱いお湯に長くつかる習慣がある方は要注意。
・肌はなでるように洗う、水分を拭くときにこすらない
・40℃程度のお湯に浸かり、長湯はしない
・保湿効果のある入浴剤を入れる
・入浴後の保湿はなるべく早く。15分以内に行う
バスタイムは上記を徹底しましょう。
もちろん髪や頭皮も乾燥しますので、穏やかな洗浄力のシャンプーでやさしく洗うことをオススメします。
これらに気をつけていれば、きっと大丈夫。
一年のうちもっとも空気が乾燥するのは12月~2月です。この3ヶ月を乾燥知らずの肌で過ごしましょう!
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