美しいヘアスタイルは「素髪」から? 素髪のレベルをアップさせるために気をつけるべきこととは

「素髪(すがみ)」という言葉をご存知でしょうか。
メイクをしていない肌をすっぴんというように、最低限の保湿ケアだけをした髪のことです。
いくらメイクを頑張っていても元の肌が荒れていたらキレイに見えないように、髪も何もしない状態でも健康で美しいことが理想です。
「素髪」の質を上げるにはどうしたらいいのか、一度ケアを見直してみましょう。
髪の美しさは「素髪」で決まる!
きれいにカラーリングされ、つややかに波打つ髪。オシャレなヘアスタイルを保つにはカラーリングやパーマが欠かせませんが、その裏で、髪はダメージにさらされています。
前述のように、バッチリメイクをしていても肌荒れしていたら美しく感じられないように、傷んだ髪に過剰な飾りを施してもキレイに見えません。
肌をすっぴんでも美しく、と考えたとき、しっかりクレンジングや洗顔をし、保湿をしようと考えますよね。
それを、髪にも行う必要があります。スキンケアを髪に置き直すと、以下のように考えられます。
・クレンジング&洗顔→シャンプー
・基礎化粧(保湿)→トリートメント
・ファンデーション→ワックスやオイル
・ポイントメイク→パーマやカラーリング
つまり、髪を美しい「素髪」に戻す〜そのためにきちんと選びたいのが、シャンプーとトリートメントです。
あなたは正しいシャンプー法ができていますか?
髪を洗う=シャンプーするという行為、毎日自然に行っていますが、それゆえ流れ作業となっていないでしょうか?
改めておさらいしましょう。
以下の質問を考えてみてください。
<質問>
1.シャンプー前のブラッシングはしている?
2.シャンプー前の予洗いをしっかりしている?
3.お湯の温度に気をつけている?
4.シャンプーの成分に気を使っている?
5.すすぎ時間をしっかりとっている?
<解答>
1.パドルブラシなどでブラッシングをしておくと、髪についている汚れやホコリを落とすことができるため、シャンプー時にからまりにくく、泡立ちも良くなります。
2.しっかり30秒以上かけて予洗いを。予洗いをしておくと、髪表面の汚れを落とすと同時に髪の内部にたっぷり水分を行きわたりますので、摩擦から髪を守ることができます。
3.お湯の温度は38℃前後が理想。少しぬるいなと感じるくらいがベストです。
4.ボトル裏の表示成分に「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」などとあるならば、高級アルコール系シャンプー。
洗浄力が強すぎますので、「メチルアラニン」「ベタイン」などと表示されているアミノ酸系シャンプーを選びましょう。
関連記事→「美髪を目指すならこれをチェック! 毎日使うシャンプー、髪に良い成分は?」 https://www.sunnahoru.jp/column/2019/07/03/post-61/?_ga=2.70836249.888425125.1573778851-1757546622.1563239092
5.シャンプーの泡を落とす際は、シャンプーの3倍の時間をかけて。地肌や生え際に泡が残らないように丁寧にすすぎましょう。
髪の栄養と共に、身体の栄養もあわせて意識しよう!
髪に栄養を与えるトリートメントを隅々までたっぷりつければバッチリと思いがちですが、それだけではありません!
こちらにも押さえておきたいポイントがあるのです。
・毛先を重点的に、地肌にはつけないことを意識して。容器に記載された分量を塗布する
・トリートメントを塗った後に目の粗いコームでとかすとまんべんなく行き渡り、さらに手でもみこむと浸透力アップ
・さっとすすぐことで栄養成分が残りそうに感じますが、乾燥時にホコリや汚れがつきやすくなるため、ぬめりがなくなるまでしっかりすすぐ
せっかくトリートメントをつけるのですから、以上の点に気をつけて。
また、すすぎが足りないと、トリートメント成分が肌荒れの原因になることもありますので、首や肩もしっかり洗いましょう。
このほかに、素髪を美しくするためには、生活習慣や食生活の改善も必須です。
しっかりと睡眠を取り、適度な運動をして血行を促進し、タンパク質やビタミン、亜鉛などを食物から摂取する、このような生活が理想です。
関連記事→「真の美髪の秘訣はコレだった。体の中から作る素髪のヒミツ」 https://www.sunnahoru.jp/column/2019/11/14/post-875/
「体も健康に、髪も健やかに」これを目標に、美しい「素髪」を目指しましょう!
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