あのハリコシをもう一度。エイジングに負けないヘアケアとは
年齢を重ねるごとに気になる、髪の毛のボリュームダウン。
ハリやコシが減り、なんだか元気のない髪の毛で、毎日のスタイリングにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
毛髪の量、太さのピークは20代で、髪のハリコシの低下は、男性女性かかわらず感じるエイジングサイン。
でもしっかりとケアすれば、その“ハリ”と“コシ”、取り戻すことができるんです。
エイジングには逆らえない…なんてあきらめるには、まだまだ早いですよ!
髪の毛の“ハリコシ”とは?
髪の毛の“ハリ”と“コシ”。
よく耳にする言葉ですが、そもそも何のことを指しているかご存知ですか?
まずハリとは、毛髪の”強度”のことです。
引っ張った時に切れずに耐えられる強さの事を指し、太くて密度が高く引き締まっている毛髪は、力強くハリがあります。
そしてコシとは、毛髪の”弾力”のこと。
簡単に折れることなく、元の状態を保とうと反発する力を指します。
弾力があり反発力のある毛髪は、しなやかでペチャンと潰れにくくコシがあります。
この強さと弾力、二つを兼ね備えた“ハリコシのある髪の毛”。
取り戻すには、どんなケアが必要なのでしょうか。
3つのポイントでハリコシをゲット
髪の毛を健康に保つための要素として大切なのが、タンパク質・水分・キューティクル。
つまり、毎日のケアでこの3つの乱れや不足を防ぐことで、髪の毛のハリコシを取り戻すことができるのです。
タンパク質
髪の毛は、主にケラチンというたんぱく質からできています。
年齢とともに不足しがちなそのタンパク質を意識的に補ってあげましょう。
ケラチン配合のシャンプーはもちろん、トリートメントや補修液などもケラチンを主成分としたものが市販されています。
もちろん、肉や大豆など食事からタンパク質をしっかりととることも大切です。
水分
まずは、頭皮への刺激が髪の毛の乾燥につながってしまうことを意識しましょう。
きれいに洗いたいからとゴシゴシと強い力でシャンプーをするのはNGです。
また、タオルドライの際は髪の毛を擦り合わせずに、タオルで挟みながらやさしく水分を取りましょう。
ドライヤーも髪の毛からの距離を適度に保つなど、ちょっとした意識が乾燥から髪を守ります。
キューティクル
髪表面のキューティクルは70度以上になるとダメージを受けてしまいます。
1度ダメージを受けてしまったら再生しにくくなるので、高温ドライヤーによる乾燥は避けるよう心がけましょう。
また、ヘアカラーやパーマを繰り返していると髪表面のキューティクルが破壊され乾燥が悪化してしまうので、2カ月ほど間隔を空けるのがおすすめです。
ヘアケア以外にも気をつけること
毎日どんなにケアしていても、生活習慣が乱れていては台無し。
生活習慣の乱れも、ハリコシ低下の原因に大きくかかわってきます。
こちらもぜひ見直してみてください。
1.しっかりとした食事や睡眠
無理なダイエットは栄養不足を招き、健康的でハリコシのある髪の成長を阻害します。
髪の発育に必要な栄養素を確保しつつ、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、睡眠は髪の成長にとても必要な時間です。
睡眠の質と量を見直しましょう。
2.タバコや飲酒
タバコは髪の毛の成長を邪魔する要因と考えられています。
また、過剰なアルコール摂取は頭皮へ悪影響を及ぼすと言われているので、適量にとどめることをおすすめします。
3.ストレス
健やかな髪の毛や頭皮を保つには、ストレスの軽減も大切です。
適度な運動など、定期的にリフレッシュする時間を設けることを意識しましょう。
エイジングなんてなんのその。
日頃のちょっとした意識や工夫で、髪の毛のハリコシは取り戻すことができるんですね。
強くしなやかな髪で、ぜひいろいろなスタイリングをお楽しみください!