敏感肌さん必見!これがバリア機能アップのスキンケア
“敏感肌”という言葉、よく耳にしますよね。
ヒリヒリ、カサカサ、ちょっとしたことですぐに赤くなる…
こんな敏感肌の症状、思いあたる方も多いかもしれません。
生まれ持った体質のようなイメージが強い敏感肌ですが、必ずしもそうではなく、
何らかの原因があって敏感肌になってしまうパターンも。
敏感肌についてしっかりと理解して、改善に向けたスキンケアをチェックしていきましょう。
どうして敏感肌に?
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできていますが、一番外側の表皮は、紫外線、ほこり、細菌、ウイルスといったさまざまな異物から体を直接保護しています。
敏感肌に関連しているのは、この表皮の一番外側を覆っている角質層。
角質層は0.02mmという薄さながら肌内部の水分が逃げるのを防ぐとともに、外的刺激をブロックするバリア機能を備えています。
ところが何らかの理由で、角質層の細胞に含まれるアミノ酸などの天然保湿成分や、細胞の間を満たし細胞同士を結びつけるセラミドなどの成分が少なくなってしまうと、肌のバリア機能のはたらきが弱まり敏感な状態になってしまうのです。
その“何らかの理由”。
こんなものが考えられます。
□乾燥
敏感肌の原因の中でも、特に多いのが乾燥です。
空気の乾燥している冬ばかりでなく、夏でもエアコンで室内が乾燥する、お風呂上りや洗顔後すぐにケアせず水分が失われるなど、シーズンを問わず肌が乾燥するきっかけはあふれています。
□加齢
加齢によって表皮・真皮は薄くなっていきます。
また、コラーゲンなどの弾性繊維も減少し弾力を失ううえに、メラニン細胞の数も減り紫外線に対する防護力も衰えてきます。
このため、年齢を重ねると若いころに比べてちょっとした刺激でもダメージを受け、敏感肌になりやすくなります。
□適切でないスキンケア
肌に合わない化粧品やボディソープ・シャンプーなどを使い続けたり、UVケアを怠って紫外線を浴び続けたりすることで、皮膚がダメージを受け、過敏になることも原因のひとつです。
またゴシゴシとこすって洗うのも角質層の表面を傷めてしまいます。
やさしいデイリーケアで、バリア機能がアップ!
では、実際に敏感肌になってしまったら、どんなスキンケアをしたらよいでしょうか。
意識するべきは、“皮膚のバリア機能を正常に保つこと”です。
【洗浄→保湿→遮光】の3ステップで、それぞれチェックしていきましょう。
①洗浄
・クレンジング材はたっぷりと、肌をこすることなくメイクになじませて。
・洗顔料はしっかりと泡立てて、手と顔が直接当たらないように。
・熱いお湯はNG。ぬるま湯で優しく洗い流して。
・清潔な柔らかいタオルで、ゴシゴシこすらず水分Off。
②保湿
・洗顔後、5分程度でお肌の水分量は減少し洗顔前よりも乾燥します。
洗顔後、まずはすぐに化粧水で保湿を。
・美容液やクリームを重ねて水分の蒸発をダブルブロック。
・化粧水やクリームは、敏感肌向けに開発された低刺激性のものを。
セラミドやスクワラン、アミノ酸などの成分が配合されている保湿剤がおすすめ。
③遮光
・日焼け止めをしっかり縫って、紫外線をカット。
・日焼け止めに配合される紫外線にも注意。「紫外線吸収剤不使用」の記載をチェックして。
・洗い残した日焼け止めも肌への負担に。その日のうちにしっかりとOffを。
もしかしたらこんな原因も?
敏感肌対策スキンケア。
ちょっとした意識で、続けられそうなものばかりですね。
でももちろん、敏感肌の原因は外的要因だけではありません。
ストレスや運動・睡眠の不足、食生活の乱れなども敏感肌を引き起こしてしまいます。
また、原因としてつい見落としがちなのが身の回りの衛生面。
不衛生な環境での生活は、お肌にとって大きな負担です。
お部屋だけでなく、バスルームや職場のデスクなど、ぜひ一度見直してみてください。
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