これがドライヤーの正しい使い方。美髪への近道は乾かし方にあり!
サラサラな美髪を保つために、毎日のヘアケアは大切ですよね。
シャンプーはどんなものが良いだろう。
洗い方は?
サロントリートメントも良いかも…。
いろいろなヘアケアの方法がありますが、毎日使う“ドライヤー”の使い方、
見落としていませんか?
実はドライヤーのかけ方ひとつで、あこがれの美髪も夢ではないんです。
ここでは、そんなドライヤーを使ったケア方法をご紹介します。
ドライヤーは面倒?自然乾燥とはココがちがう
シャンプー後のドライヤー、実は面倒…と思っている方、いるのではないでしょうか。
特にロングヘアの方は時間もかかり、ちょっと大変ですよね。
“そのままにしておけばどうせ乾くから、洗った後は放置してます!”
“そもそもドライヤーの熱が髪の毛に良くないのでは?私は自然乾燥派!”
こんな声も聞いたことがありますが、実はこれ大間違いなんです。
いったいどういうことでしょうか?
まず濡れた髪というのはキューティクルが開いた状態で、水分が抜け出しやすいのです。
するとパサつきやくせ毛が悪化するだけでなく、朝のスタイリングも苦戦することに……。
さらに濡れたまま時間が経つと、頭皮は放置された濡れ雑巾のように雑菌が繁殖して、白髪や抜け毛、ニオイの原因にもつながります。
このことから、やはり断然ドライヤーはかけた方が良いのですね。
では、どんな方法で乾かしていくのが理想的なのでしょうか。
いつものドライヤー。3ステップを意識して
髪を乾かすときの工程は、大きく分けてこの3つ。
①タオルドライ
②ドライヤー
③冷風仕上げ
です。
では、それぞれのポイントを見ていきましょう。
①タオルドライ
ドライヤーをかける前には、まずはしっかりタオルで水気を拭き取りましょう。
ドライヤーの熱を髪にあてる時間を短縮することが、美髪への近道なのです。
髪の毛が濡れているときはキューティクルがはがれやすいので、決して髪の毛をこすり合わせず、タオルで包んで手でぎゅっと握り、タオルに水分を吸い取らせていくのがポイントです。
②ドライヤー
いよいよメインのドライヤーです。
髪の表面ではなく、頭皮を乾かすイメージで、内側にきちんと空気をあてるのがポイント。
指で頭皮から髪をすくいあげるようにしてドライヤーの風をあてましょう。
髪の表面や毛先は乾きやすい部分なので、その部分を先に乾かすと、必要以上に髪に熱をあてすぎて「オーバードライ」の状態に陥りやすくなってしまいます。
【根本→中間→毛先】の順番を意識してくださいね。
また、指を熊手のようにして、髪を上から下に向かって軽くひっぱるようにのばします。
そうすることにより開いていたキューティクルが一定方向に整い、引き締まって、なめらかな手ざわりになります。
くせ毛でお悩みの方も、ここでしっかりとくせを伸ばすような意識で乾かしてください。
③冷風仕上げ
髪が乾いたら、ドライヤーを冷風モードに切り替えて仕上げをしましょう。
冷風をあてながら、手のひらの面で髪表面をコーティングするように上から下へ動かします。
そうすることで、キューティクルがぴたっと閉じて、キレイなツヤが生まれます。
熱も味方に。おぼえておきたい“20㎝”
ドライヤーが美髪にとって大切なのはわかりましたが、やはりちょっと気になるのはその熱。
では、髪の毛からどのくらい離してドライヤーをかければ、その熱から守れるのでしょうか。
一般的に髪の毛は、100℃以上の熱で毛髪内部のタンパク質が部分的に変性して、空洞が増加してしまうと言われています。
1200Wのドライヤーを利用した場合、ドライヤーの距離が10㎝で髪の表面温度は約90℃、20㎝で70℃だそう。
この数字から見ても、必ず10㎝~20㎝の距離は保った方が良さそうですね。
この距離感も、大切なポイントとして覚えておきましょう。
ドライヤーは超重要なヘアケアのひとつ
髪は乾くときに形状記憶されます。
つまり、サラサラな美髪も、スタイリングのしやすさも、すべては乾かすときに決まるんですね。
シャンプー剤も洗い方ももちろん大切。
そして同じように、ドライヤーも大切なんです。
今日からの正しいドライヤーによって、どんな変化が生まれるでしょう。
とても楽しみですね!
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