くせ、うねりの原因を徹底調査! くせ毛を改善する方法4つ
どうしてくせ毛になるのか? くせが出るメカニズムは
まっすぐサラサラのネコ毛のひと、剛毛でささるような直毛のひと、くるんくるんとやわらかい天然パーマに太い縮れ毛……どうしてこうも違いが出るのでしょうか。
遺伝だから、生まれつきだからしかたない…と思われているかもしれませんが、実はそれを正確に証明した研究はまだないのだそうです。
わかっているのは、くせ毛の原因。
髪の内部のコルテックスという細胞がキーポイントだそうです。
そもそも髪は、外側から中心にかけて、キューティクル、コルテックス、メデュラという3つの部分から成り立っていて、その大部分はコルテックスで占められています。
このコルテックスには2種類の細胞があり、この細胞の分布に偏りがない状態だと直毛、偏っているとくせやうねりが出てくるのです。
ちなみに、日本人のくせ毛は一般的にコルテックスの偏りが原因ですが、アフリカンのカーリーヘアのように非常にくせの強い髪ですと、毛根の形状が曲がっていることもあるそうです。
大人になってからのくせ毛もある……対処法は?
子どもの頃はまっすぐだったのに、大人になったらくせが出てきた、よく聞く話ではないでしょうか。
実は、加齢やダメージによりくせやうねりが増えてくるそう。
明らかなくせ毛とまではいかなくとも、「昔に比べて艶がなくなった」「まとまらなくなった」というマイナートラブルは細かくうねった髪の仕業だそうです。
このくせ毛、一体どうすればいいのでしょう?
4つの方法を考えてみましょう。
1, 縮毛矯正やストレートパーマでまっすぐに
若いうちは、美容院で施術してストレートヘアを作るのも大いにアリ!
しかし、白髪が増え始めたら、縮毛矯正やストレートパーマはあまりおすすめできません(理由は2で後述)。
2, ヘアカラーの頻度を落とす
白髪が増えてくるとヘアカラーをまめに行いたくなりますが、カラーリングの薬剤が髪を傷めてうねり毛が増えることがわかっているそうです。
縮毛矯正やパーマ+ヘアカラーは大変髪を傷めますので併用しない方がおすすめです。
全体にカラーをするのではなく部分的に染める、ヘアマニキュアを使うなどして、髪へのダメージを極力減らしましょう。
3, シャンプー方法を見直す
シャンプーは頭皮の汚れを落とすことが目的ですが、洗浄力の強すぎるシャンプーは厳禁です。
アミノ酸系シャンプーをチョイスし、頭皮をメインに洗いましょう。
①髪と頭皮をしっかり濡らす
シャンプーの成分がそのまま頭皮につくのは頭皮の荒れのもと。
39℃程度のお湯で頭全体をきちんと濡らしましょう。
②シャンプーを広げる
アミノ酸系シャンプーを耳の上や後頭部の内側から広げ、指の腹でマッサージしながら泡を頭皮全体に広げます。
十分泡だったら、髪にもやさしく泡をもみこみましょう。
③泡と汚れをしっかりとすすぐ
全体を丁寧に、ぬるっとした感触がなくなるまですすぎます。
耳の後ろや襟足、生え際や耳の上あたりはすすぎ残しがちです。
④トリートメントまたはコンディショナーでケア
水気を取ってから毛先を中心に馴染ませます。
手ぐしや目の粗いクシを通した後にもみこむように握るとさらに効果的です。
4,ドライヤーの使い方を見直す
シャンプー後にタオルドライし、適切に髪を乾かせば、髪の傷みは軽減できます。
①まずは根本からドライヤーをあてる
根本が濡れているうちに指を小刻みに動かしながら風を当て、サラサラになるまで乾かします。
②根本から毛先へ、流れを揃えながら乾かす
ドライヤーの風が根本から毛先に向かってながれるように、手ぐしを通しながら乾かします。
★Point★ 乾く間際に髪にブラシでホールドしてドライヤーの風を当てると、表面や毛先がきれいに仕上がります。
③髪全体の形を整える
完全に乾いたらドライヤーを冷風に切り替え、髪の温度を下げます。
それでも気になるくせ毛には?
とにかく髪を傷めないことがくせ毛を目立ちにくくする秘訣です。
頭皮と髪をしっかりケアすれば、艶感のあるパーマっぽいくせ毛を楽しめるのではないでしょうか。
それでもやっぱりくせが気になる…という方、くせがあるからこそ決まる髪型にチェンジしてみてはいかがでしょうか。
ショートヘアは動きを出すと垢抜けた雰囲気になりますが、くせ毛だからこそパーマをかけずに流れが作ることができます。
また、ロングヘアをふんわりまとめたり編み込んだりするのも、ボリューム感のあるくせ毛にはもってこいです。
それに、若いころに憧れた、細いストレートの髪をネコ毛の持ち主は、加齢と共に薄毛に悩み始める……ということもあるそうですよ。
そう思って見れば、短所と思っていたくせ毛も、思わぬ長所になるかもしれません。
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