パサついた髪とはもうお別れ!今すぐできる、傷んだ髪のケア方法
髪のパサつき、どうして起こる?原因は何?
最近、髪が傷んで毛先がパサパサ、調子が悪いとお悩みではないでしょうか。
髪が傷んでいるのは表面のキューティクルの乱れが原因……と思われていましたが、
最近の研究では、髪の内部にあるコルテックスという物質もその一因となっているそうです。
もともとコルテックスは、キューティクルに保護されてダメージが受けにくいと考えられていました。
しかし、髪が傷んでいるとコルテックスを取り巻くタンパク質が流れ出してしまい、髪のしなやかさに大きな影響があることがわかったそうです。
しなやかさの減少し、枝毛・切れ毛などになりやすくなります。
キューティクルとコルテックスへのダメージを軽減することはできないか、まずは日常生活中のダメージの原因を探ってみましょう。
①パーマやカラーリングによるダメージ
パーマの成分は髪の内部にあるコルテックスへ、ヘアカラーは髪の表面にあるキューティクルにそれぞれダメージを与えます。
この二つを併用している方は、髪にかなり大きなダメージを与えていることに。
②ドライヤーやヘアアイロン、コテによる加熱
髪の主成分はタンパク質。高温のヘアアイロンやコテを使うことでタンパク質が変性し、ダメージホールができてしまいます。
また、ドライヤーのかけすぎによる乾燥によってもキューティクルにダメージが与えられますので、スタイリング時には注意が必要です。
③シャンプー時などの摩擦
髪が濡れるとキューティクルが開きます。そこに強い摩擦を加え、洗浄力の強いシャンプーを使うとキューティクルはボロボロに。
④紫外線によるダメージ
夏は日照時間が長かったりアウトドアに出かけたり、強い紫外線を浴びてダメージを受けがちです。
キューティクルが傷み、艶がなくなり、手ざわりが悪く弾力のない髪になってしまうそうです。
いますぐするべき!ダメージ防止法
まずは、前章で学んだダメージの原因、これをカットすることで髪のパサパサがかなり抑えられるはず。
一つずつさらっていきましょう。
①パーマやカラーリングによるダメージ
→併用するときは期間を空けて!
パーマやカラーリングをする際、同時施術だけは絶対にNG。
パーマ後、数週間空けてからカラーリングするなど、可能な限り髪にダメージを与えすぎないようにしましょう。
カラーリング自体も2〜3ヶ月間隔を空けて行うのが理想的です。
②ドライヤーやヘアアイロンによる加熱
→自然乾燥はNG。また、乾いた髪で高温・短時間のスタイリングを厳守!
髪に熱を加えなければいいのでは?と思いがちですが、自然乾燥はキューティクルが開きっぱなしの状態になるので、ドライヤーを使わない方が髪が傷つきやすくなります。
コテやアイロンを使用するときは、髪が乾いていると約130℃から、濡れていると約60℃から髪の熱変性が始まるそうです。
しっかり乾燥させてからスタイリングをはじめましょう。
コテやアイロンの発熱部分は、髪に接した時点で設定温度よりも約50℃下がるので、乾いた髪ならば180℃までの温度設定にすれば大丈夫。
低温すぎるとクセもつきづらく、何度も髪を熱することになり、かえって髪を傷めます。
高温で一気にスタイリングした方が、仕上がりもよく髪の傷みも少なくなるのでおすすめです。
③シャンプー時などの摩擦
→成分表示をチェック&予洗い・泡立てをしっかりと
いまお使いのシャンプーの洗浄成分をしっかりチェック。
石油系洗浄成分の「硫酸ナトリウム」が入っているシャンプーは洗浄力が強すぎ、髪や頭皮にダメージを与えます。
アミノ酸系の洗浄成分は比較的おだやかでおすすめです。39℃前後のぬるま湯で頭皮を中心にしっかり洗ってからシャンプーをつけます。
濡れて開いたキューティクルをこすりすぎないように、シャンプーはしっかりと泡立ててから使いましょう。
④紫外線によるダメージ
→紫外線防止アイテムの活用を
髪や頭皮に強い紫外線を与えないために、帽子や日傘を活用しましょう。
スタイリングの仕上げに髪専用のUVスプレーをかけるのもおすすめです。
このほか、栄養バランスの摂れた食事のほか、睡眠と運動、ストレス解消も髪や頭皮の状態に大きく影響します。健康的な生活+上記4つの対策が、一年中美しい髪を作る秘訣です。