頭がかゆいのは、もしかしてアトピー? 頭皮のかゆみを防ぐヘアケア術

もともと肌が敏感で、アトピー性皮膚炎になりやすい人もそうでない人も、頭がかゆくて、気になってしょうがないときがありませんか?
そんなときは、シャンプーやシャンプーの仕方を見直してみるといいでしょう。
シャンプーの成分にも着目して、かゆみに効果的な成分があるものや、頭皮への刺激が少ないものを選ぶなど意識したいもの。
ここでは、頭がかゆいときに、参考にしたいヘアケア術についてご紹介します。
頭のかゆみの原因で最も多いのは、フケ!
頭のかゆみの原因には、フケや、乾癬、皮膚炎などいくつか原因が考えられます。最も多いのが、フケです。
フケは、頭皮の赤みや、かゆみ、乾燥などが合わさっておこります。
雑菌が原因の場合や、シャンプーやリンスの洗い残しによるケースも多いようです。
頭をかいたときに、肩にフケが落ちたり、鏡で見て、頭皮にたくさんフケがあるようなときは、要注意です。
かゆみがひどいときは、皮膚科に相談を
ほかに、かゆみの原因として考えられるのが、脂質性皮膚炎です。
しっかり洗髪をしていなかったりして、皮脂の多い場所を好むカビの一種である菌の増加や生活サイクルの乱れなどによって、かゆみを繰り返す場合があります。
かゆみの原因が「乾癬(かんせん)」の場合もあります。乾癬の場合、ピンクや赤の発疹がでて、かさぶたができるのですが、焼けるようなかゆさを伴うことがあります。
かゆみが慢性化してしまうと、皮膚のバリア機能が低下して、アトピー性皮膚炎として、かゆくなったり、よくなったりを繰り返すようになってしまうかもしれません。
症状が軽いうちに手を打ちましょう。
かゆみがひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。
塗り薬を処方してもらい、必要に応じて、ステロイド剤などを使うことで、強いかゆみを抑えることができます。
飲み薬によってかゆみを鎮めることもできます。
特に汗をかきやすい夏場は注意
特に夏場は、汗をかくことで、頭皮がムレて、菌が繁殖しやすい状態になります。
汗をたっぷりかいたときは、シャワーを浴びて髪を洗って、汚れや皮脂を落としたいものです。
1日の終わりには、湯船につかって、疲れやストレス、こびりついた皮脂も洗い流しましょう。
ただ、頭を洗いすぎてしまっては、必要な皮脂も落としかねませんので、洗いすぎる必要はありません。
夏場だけではなく、冬場にかゆくなる人もいます。
この場合、乾燥が原因で、かゆみにつながっていることが考えられます。
乾燥が気になる場合に大事にしたいのは保湿です。保湿効果のあるシャンプーを選ぶようにするなど、保湿を心がけましょう。
抗真菌成分を含むシャンプーやリンス、ローションも
髪や頭皮を清潔に保つために、ただ洗えばいいというわけではありません。
かゆみを防ぐためには、どんな成分が含まれているといいのでしょう?
それは抗真菌成分のミコナゾール硫酸塩を含むもの。
この成分を含むシャンプーやリンス、石けん、ローションなどがドラッグストアなどで売られています。
かゆみやふけが気になる人は、こうした製品を使ってみるのもいいでしょう。
同時に、頭皮が敏感になっている場合は低刺激で、香料や着色料が入っていないものを選ぶようにしたいものです。
髪が長くて、ムレやすい場合は、夏場だけ短髪にするなど、ケアしやすいように整えることも忘れずに。