夏の頭皮は湿疹に注意! シャンプーのコツから成分まで おすすめ美容術
夏の美容、美白や紫外線対策、ワキの匂い対策に、ムダ毛対策と、女性にとっては、やることがいっぱい!
そして忘れてはならないのが、頭皮のケアです。
特に夏場は、髪の長い女性にとっては、汗で頭皮がムレて、嫌な匂いやかゆみを引き起こすことも。
さらには湿疹ができてしまうケースもあります。
そうならないためには、どんなケアをするといいのか、ご紹介します。
夏場、頭皮の湿疹ができやすい理由
湿疹とは、皮膚が赤く腫れ、かゆみを伴う、できものの一種です。
水ぶくれができたり、皮が向けたりすることもあり、ひどい場合は、膿が出たり皮膚がただれることもあります。
放置しておくと、皮膚が黒ずんでしまって、跡が残ることもあります。
そもそも湿疹はなぜできるのでしょうか?
湿疹は体の健康状態や皮脂や汗の分泌やアレルギー反応から出る場合があります。
また、化粧品や塗り薬が合わなかったり、花粉やウィルスなどの病原体、ハウスダスト、紫外線、乾燥といった外部からの刺激によって起こります。
特に夏場は、汗をかくことから、頭皮に湿疹ができやすいもの。女性の場合、髪で頭皮が覆われており、汗や皮脂でムレやすく、紫外線対策として帽子をかぶることで、頭皮はムレやすくなってしまいます。
ほかにも、合わないシャンプーやカラーリング剤を使ったときや、洗いすぎなどでも、湿疹ができやすくなります。
できてしまった湿疹には、抗炎症作用のあるステロイド剤を皮膚科で処方してもらうのがいいでしょう。
湿疹だけではなく、注意したいのが頭皮の匂いです。ムレているということは、それだけ汗をかいているということです。
毎日のシャンプーで、頭皮をじっくりケア
頭皮を清潔に保つためには、毎日のシャンプーが欠かせません。
特に汗をかきやすい夏場は、夜寝る前だけではなく、汗をかいた後に、シャンプーをするのもおすすめです。
シャンプーをするときに、長いツメでごしごしこするように洗うのは、頭皮へのダメージになるため、避けたほうがいいでしょう。固めの頭皮ブラシも、使用は避けましょう。
おすすめは、手の平で、シャンプーをよく泡立てて、指の腹を使って、やさしくマッサージするように洗うことです。
すすぐときには、頭皮への刺激が少ないように、ぬるま湯でよくすすぎます。
また、乾かすときに、ドライヤーの熱が頭皮に当たることでも、頭皮へのダメージになるため、ドライヤーは熱くない程度に、髪から距離をとって、使用しましょう。
かぶれやすい人や肌が敏感な人は、汗をかきやすい夏場は、髪を染める際にも慎重に。
パッチテストを受けて、安全な商品を使うようにしたり、頭皮への刺激が強くないものを使うように心がけたいものです。
かゆみがある人は、低刺激のシャンプーを
すでに、頭がかゆい、湿疹ができているという人は、低刺激のシャンプーがおすすめです。
頭皮のダメージが少ない弱酸性のものや、無香料、無着色、植物由来の成分を配合しているものなどがあります。
特に、石油由来の成分は、スッキリとした洗い上がりで気持ちいいかもしれませんが、刺激になりますから、頭皮をいたわりたいときには使用を避けたほうがいいでしょう。
ローションやマッサージクリームも併用してケア
シャンプーで、頭皮の皮脂や汗、雑菌をスッキリ洗い流すことは大切ですが、頭皮にある程度必要な皮脂を過剰に洗い流してしまうのは考えものです。
皮脂の分泌が乱れると、頭皮環境が損なわれ、匂いやかゆみ、湿疹などができやすい悪循環となってしまいます。
頭皮の環境が気になる人は、シャンプーやリンス、コンディショナーだけではなない、頭皮ケア専用のアイテムもプラスしてみるといいでしょう。
例えば、気になるところに直接付ける、洗い流さない、保湿ローションがあります。
繰り返しがちなかゆみやフケを防ぐ効果があります。保湿成分であるセラミドなどが配合され、頭皮が潤う効果があります。
ほかに、頭皮専用のマッサージクリームもあります。シャンプーの後、適量をとって地肌にマッサージするようになじませ、洗い流すタイプのものです。地肌の乾燥や、フケ、かゆみを防いで、地肌を整え、髪がまとまりやすくなります。
古くから髪のケアに使われる椿油も、髪だけでではなく、頭皮にもおすすめです。頭皮の匂いやべたつき、フケやかゆみを抑えて、清潔でうるおいのある頭皮へと導いてくれます。
頭皮のケアをより重点的に行いたい人は、上記でご紹介したような頭皮ケアの専用グッズを用いて、週に1度、集中的にケアするといいでしょう。
髪と頭皮も健やかに保って、夏場もスッキリと気持ちよく過ごしましょう。