カラーリングの頻度、髪へのダメージが少ない頻度はどのくらい?
自宅で髪を染めるにしろ、気になるのが、カラーリングによる髪へのダメージです。
とはいえ、染めない期間が長引けば、生え際の髪色の違いが「プリン」のようになって、見栄えがよくありません。
カラーリングはしたいが、髪へのダメージを考えてカラーリングの頻度を抑えたいもの。
そこで髪へのダメージが少ないカラーリングの頻度についてご紹介します。
髪色によって、カラーリング頻度の目安は変わる!
カラーリングは、少なからず髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
というのも、カラーリングの液剤は、髪の内部で化学反応を起こすような成分で作られているためです。
アルカリ剤が髪の表面のキューティクルを開いて、色素を分解して、染料を定着させ、色が変わる仕組みになっています。
髪へのダメージだけではなく、液剤が頭皮は肌に付着することで、皮膚にも刺激となり、炎症を起こすケースもあります。
特に肌が敏感な人は、頻繁にカラーリングをするのは避けたほうがいいでしょう。
髪や肌へのダメージが頻繁に繰り返されることで、抜け毛や切れ毛、薄毛といったトラブルも考えられます。
少しでもカラーリングによるダメージを防ぐには、髪や頭皮へのダメージを最小限にするために、カラーリングの頻度を抑えることです。
できれば、2~3カ月以上、間隔をおきたいものです。
そもそも髪の毛が伸びる早さは、個人差がありますが、1カ月の間に、約1㎝~1.5㎝といわれています。
2カ月もすると早い人で3㎝は伸びていることになり、3㎝、生え際の色が違っているとやはり気になるものです。
また、理想的なカラーリングの頻度の目安は、髪色によっても変わってきます。
控え目なダークカラーであれば、2~3カ月に1度
一般的にカラーリングの頻度は、上記のような理由から、2カ月に1度が最も多いといわれています。
2カ月もすると、生え際のカラーリングした部分と新たに生えてきた髪の色の違いが少し気になり始めます。
例えば、控え目なダークカラーに染めている場合、カラーリングした部分と新たに生えてきた部分との違いが目立ちにくく、カラーリングによって髪が受けるダメージが少ないものです。
そのため、ダークカラーであれば、2~3カ月に1度の頻度でカラーリングをするのがいいでしょう。
明る目のカラーであれば、1カ月に1度
ただし、髪の色が金髪に近いなど、明る目のカラーであれば、生え際が目立ちやすいもの。生え際が黒っぽく、下に行くほど明るい「プリン状態」になってしまい、だらしない印象を与えてしまいます。
脱色やブリーチをして髪色を明るくしている人は、1カ月に1度のペースでカラーリングをするのがいいでしょう。
しかし、カラーリングの頻度が増すとその分、髪はダメージを受けることになります。それでなくても、紫外線や熱風など、髪は日々、外部からの影響を受けています。
カラーリングを頻繁にするのであれば、髪を労わるトリートメントも合わせて利用するのがおすすめです。
人によって髪の伸びる早さや、ヘアカラーがどれくらい持続するか、カラーリングによって、どれぐらいのダメージを受けるかは、まちまちです。その人の髪質に合わせたカラーリングの頻度を見極めることが大前提です。
生え際だけ、リタッチする方法もある
髪へのダメージを最小限に抑えるならば、新たに生えてきた部分だけ、カラーリングをする「リタッチカラー」をする方法があります。
髪全体をカラーリングするよりも、負担が少なくてすみます。
ただし、すでに染めた部分と、リタッチする部分とを、同じ色にするのは難しいものです。
同じヘアカラーを使ったとしても、前に染めた部分は時間と共に、ある程度は自然に色落ちしているでしょう。その色に合わせて新たに染める部分の色合いを調整するのは難しいものです。
そのため、セルフで行うよりも、美容院でリタッチカラーをお願いした方が美しく染まるでしょう。
通常のカラーリングよりもリタッチカラーの場合、カラーリングする範囲が少なくてすむため、手間も時間も、お金も最小限ですみます。例えば、美容院でリタッチカラーを行う場合、1000円~2000円程度で済む場合もあります。
リタッチした部分も、少しずつ色落ちしていくため、リタッチをする2~3回に1度は、全体的にカラーリングをして、髪全体の色合いを合わせるのがいいでしょう。
このように、髪へのダメージを最小限に抑えるためには、髪の色に合わせて、カラーリングの頻度を調整しながら、リタッチカラーも適宜、行うのがいいでしょう。