する、しないで大違い! カラーリングを美しく保つデイリーケア
カラーリングの色あせ、あきらめるしかないの?
サロンで染めたばかりの時はつやつや鮮やかな色だったヘアカラー。
お気に入りだった色が日に日にあせて、元の色と違う色になってしまった・・・悲しいけれど、カラーリングあるあるです。
そもそも色が落ちてしまうのは、髪のキューティクルが開いてカラーリングの染料が流れ出てしまうから。
それだけではなく、キューティクルが開きっぱなしになっていると、髪のツヤや手触りにも影響してきます。
つまり美しい髪色と髪質を目指すならキューティクルのケアが不可欠なのです。
それではキューティクルを守るためにはどのようなケアをしたらいいのか、その秘訣を伝授します。
日々のケアで髪色キープ!
いつの間にかルーティン作業になっているシャンプー&トリートメントにスタイリング、いつもの手順を改めてチェックしてみましょう。
知らず知らずのうちにキューティクルを傷つけているかも? 気づいたら即改善!
1,カラーに適したシャンプーを使う
髪の洗いすぎはキューティクルの乱れのもとになります。
シャンプーは洗浄力の強すぎないものをチョイスしましょう。
おだやかな洗浄力のアミノ酸系のシャンプーがおすすめ、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムなどが含まれた高級アルコール系シャンプーは避けた方が無難です。
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サロンでのカラーリング後、当日の夜に髪を洗うと染料が流れ出てしまいます。シャンプーは翌日からにした方が、色がしっかり定着します。
①まずはていねいに予洗い
シャンプーをつける前にお湯でしっかり洗うと、汚れの8〜9割が落ちるとも言われています。
髪だけでなく地肌もしっかりぬれているか、頭皮をマッサージしながらきちんとチェックしましょう。
熱すぎるお湯も髪を傷める原因です。お湯は38℃程度が髪にも頭皮にもいいと言われています。
少しぬるいと感じるくらいのお湯を使用してください。
②シャンプーはきちんと泡立てる
いざシャンプー。ですが、シャンプーを直接髪や頭皮につけるのは厳禁です。
泡立つまでに摩擦で髪を傷つけてしまいます。
きちんと手の上で泡立ててから頭皮を中心に洗いましょう。
2,トリートメントはしっとりタイプで
シャンプー後は、髪の表面をコーティングするコンディショナーではなく、髪の内部に栄養を浸透させるトリートメントを選んでください。
カラーリングした髪は美しく見えても、健康な髪と比べると傷ついた状態です。
トリートメントの中でも、より髪を補修するしっとりタイプがおすすめです。
①トリートメント前の一手間でもっと効果的に
シャンプー後、そのままざっと水を切ってトリートメントを塗っていませんか?
そうすると、せっかくのトリートメント成分が薄まってしまいます。髪の水分をタオルで取り、それからトリートメントを塗る、この作業で仕上がりが変わります。ぜひお試しを。
②特に傷みが気になる髪には……
毛先を重点的に塗ってから髪の中程へ。根本にはトリートメントはつけなくてもかまいません。
目の粗いくしでなじませると、トリートメントが髪にまんべんなく行き渡ります。
この後、毛先をにぎるようにして揉み込むとより効果的。このまましばらく放置した後、しっかりすすぎます。
一連の作業を毎日行いましょう。
3,髪をしっかり乾燥させる
お風呂上がりにドライヤーを掛けて、中途半端に乾いた髪はキューティクルが開いた状態です。
そのまま眠ると枕との摩擦で髪が傷みます。
さらには雑菌が繁殖し、ニオイが出るなどの心配も。自然乾燥に頼らず、しっかりドライヤーで乾かしましょう。
①まずはタオルドライをしっかりと
タオルで頭皮と髪の水分をしっかり取ります。
頭皮を押さえて優しく揉むように水気を取り、毛先をタオルで包んでぎゅっとにぎります。
この後、タオルで毛先をポンポンと叩くようにしてから粗いくしで全体をとかします。
ここまでしたら、ドライヤーをかけ始めます。
②乾かす順番を意識して
髪の根元からドライヤーを当て、クセがつきやすい前髪→乾かしにくい後頭部→側頭部・耳の前の順番に乾かします。
なかなか乾かないからと同じ場所に温風をかけると髪が傷みます。
少しずつドライヤーを移動させて乾かし、最後は冷風をかけましょう。
それでも色あせが気になるときは…
上記のケアをしてもやっぱり気になるときには、洗い流さないトリートメントを使いましょう。
より染料や栄養分が流れ出にくくなり、美しい色、ツヤ、手触りをキープできます。
朝はスタイリング時に、夜はお風呂上がりのドライヤー前につけるのがおすすめです。
特に髪のパサつきが気になる時は、ドライヤーの前後にミストタイプやミルクタイプを重ねてつけるというワザも効果的です。
熱や紫外線によって色が落ちることもありますので、ヘアアイロンを使いすぎない、ヘア用UVスプレーをかけるという手もあります。
また、カラーリングをするにしても、色落ちしやすいカラー、色落ちしにくいカラーがあります。
一般的に、アッシュ系・マット系・赤ピンク系は落ちやすく、ブラウン系、ブルー系など暗めの色は落ちにくい傾向があります。
落ちた後の色みも計算して染めることもできますので、美容師に相談を。
ここまですれば、かなり色あせを防げるはずです。日々のケアを充実させてカラーリングした髪をお楽しみください。
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