かゆみ、べたつき、髪のぱさつき…頭皮トラブルを防いで、夏に負けない美髪づくり
夏になり気温が上がってくると、身体も頭も汗をびっしょり!
そうなると気になってくるのが頭皮や髪の状態。蒸れたり匂いが気になったり、おまけになんだか髪がパサついたりと、トラブルが増えてきませんか?
夏の気温と日差しによるダメージと共に、クーラーによる乾燥した空気も髪のダメージに拍車をかけています。
髪と頭皮に過酷な環境の夏。これに負けずに健康な頭皮と美しい髪を維持するにはどうしたらよいか、考えてみましょう。
健康な頭皮ってどんな感じ?
まずは目指すべき状態をきちんと知っておきましょう。
髪を美しく保つには頭皮の健康から。
健やかな頭皮は血行が良く、透明感のある青白い色に見えます。
頭皮も肌と同じように乾燥肌タイプとオイリー肌タイプと個人差があるようですが、極端に乾燥または脂っぽい状態ではない、適度な弾力がある、1つの毛穴から3〜4本の髪が生えている。これが健康な頭皮です。
これを踏まえて、あなたの頭皮は今どんな状態になっていますか?
改めて触ってみていかがでしょうか。
脂っぽかったりカサカサしていたり、かゆみのある部分や生え際にぶつぶつがあったりしないでしょうか。
思い当たる節があったらぜひ頭皮対策を。まずは洗髪の手順などを見直してみましょう。
○カサカサしている場合…
・シャンプーの洗浄力が強すぎるのかも知れません。洗浄力の穏やかなアミノ酸系シャンプーを使ってみて(シャンプー成分系など該当する過去記事にリンク)
○脂っぽい場合…
・洗い足りないのかも。泡立てたシャンプーを地肌につけてしっかりもみこんで
・トリートメントは毛先に重点に。地肌につけていないかチェック
○頭皮にできものがある場合…
・ワックスなど整髪料が残らないようにしっかりシャンプーを
・すすぎが不十分でシャンプーやトリートメントの成分が頭皮についているのかも。シャンプー後は2〜3分間流水で流すことを意識して
マッサージで頭皮の血行を促進し、やわらかい地肌を作りましょう!
頭皮の固さも髪と地肌の健康には重要なポイントです。
まずはこめかみ付近の地肌を指の腹でもんでみて、この弾力感を記憶してください。
その後、頭頂部や後頭部を指の腹でもんでみます。こめかみ付近よりも固い、肌があまり動かない、もむと痛いところはありませんか?
これが、地肌が固くなっているという状態です。
頭皮をやわらかくするためには頭皮の血行をよくするマッサージを。
ヘアブラシやかっさなど道具をつかったケア方法、自宅でヘッドスパができる美容家電、サロンで定期的にマッサージを受ける方法もありますが、ここでは道具いらずで手軽にできる指をつかったマッサージ法をご紹介します。
1、前頭部をつまむ
親指と人差し指の腹をつかい、生え際からつむじの手前まで約2秒間、頭皮をつまむ
2、側頭部の引き上げ
耳の後ろに親指、こめかみに小指を置いて、全ての指をつかって頭頂部まで5秒間×10回引き上げる
3,頭頂部のマッサージ
親指を曲げて「4」のハンドサインを作り、両手を組み合わせる。
そのまま頭頂部に親指の第2関節を置き、2秒間かけて頭皮を頭頂部に寄せる。これを場所を変えて10回行う
4,耳の後ろをプッシュ
拳を握り、人差し指と中指の第2関節をつかって耳の後ろをまんべんなくもみほぐす
上記の頭皮マッサージをした後、改めて地肌を触ってみると頭皮がやわらかくなっているのを実感できるのではないでしょうか。
理想を言えば一日3回、朝の洗顔後、入浴中のシャンプー前、シャンプー後のタオルドライ後などに頭皮ケアをすることを心がけましょう。
ヘアトニックなど頭皮用美容液をなじませてからマッサージするとより効果的です。
頭皮は顔の皮膚につながっていますので、ケアを続けることにより顔のリフトアップやむくみ解消なども期待できます。
紫外線ダメージからもブロック
顔や身体は日焼け止めで完璧にブロックしている方が多いでしょうが、髪は意外な盲点ではないでしょうか。
一説によると、髪は肌以上に紫外線を浴びると言われています。髪が日焼けするとどうなるか……。
・キューティクルがはがれやすくなり、髪の艶がなくなる
・切れ毛や枝毛ができやすくなる
・髪が変色する、カラーリングの色があせる
・髪や頭皮の老化が進む
せっかく地肌をケアしても、その後生えてきた健康な髪が紫外線で傷んでは台無しです。
今お使いのアウトバストリートメントや整髪料にUV効果はあるか、今すぐチェック!
スタイリングの仕上げにヘア専用のUVスプレーをかける、帽子や日傘も上手に利用するなどして、髪に紫外線が届きにくい環境を作りましょう。
ご紹介した頭皮チェックにマッサージ、UVケアをすれば、昨夏感じたトラブルとは無縁の髪&地肌を実感できるはずです。今すぐ実行してみましょう。